適用範囲と規格の位置づけ
ASME B16.5 は NPS 1/2~24 のフランジおよびフランジ付き継手の寸法・許容差・圧力クラスを規定する。フランジ形式、面形状、ボルト要件を含み、バルブや配管部品に広く使われる。大口径は ASME B16.47 が対象で、材料規格(ASTM)や ASME B16.34 と併用して適合性を確認する。ボルト円や面形状の不一致は現場組立不能の原因となる。
ASTM A105(グループ1.1) 100°F でのクラス
| クラス | 圧力(psi) | NPS範囲 | 代表的面形状 |
|---|---|---|---|
| 150 | 285 | 1/2-24 | RF |
| 300 | 740 | 1/2-24 | RF/RTJ |
| 600 | 1480 | 1/2-24 | RF/RTJ |
| 900 | 2220 | 1/2-24 | RF/RTJ |
| 1500 | 3705 | 1/2-24 | RF/RTJ |
| 2500 | 6170 | 1/2-24 | RTJ |
圧力クラスと温度制限
クラスは固定圧力ではなく、材料と温度に依存する圧力‐温度評価である。温度上昇に伴い許容圧力は低下し、A105 と A182 F316 では表が異なる。B16.5 の該当表と設計温度を必ず確認し、安全率や腐食代が既に設計に含まれているかを確認する。
面形状とガスケット適合
B16.5 の代表的面形状は RF と RTJ、低圧向けの FF である。RF は軟質/半金属ガスケット、RTJ はリングジョイントガスケットを使用し、溝形状が一致する必要がある。面形状の混在は漏洩や損傷の原因となる。面形状とガスケット種類、仕上げをセットで指定することが重要だ。
材料グレードと??????
B16.5 自体は材料を規定しない。炭素鋼鍛造は A105、低温は A350 LF2、ステンレス鍛造は A182 F304/F316、鋳鋼は A216 WCB や A351 CF8/CF8M が一般的。サワーサービスでは NACE MR0175 への適合が必要になる場合がある。MTC、ヒート番号、衝撃試験の要求や防食仕様を明確にする。
調達チェックリスト
NPS、クラス、面形状、フランジ形式(ネック/スリップオン/ブラインド/ソケット)、材料、追加試験を指定する。ボルト・ガスケット、塗装、適用版を確認し、異規格機器との接続がある場合は図面で寸法整合を確認する。明確なチェックリストは手戻りを減らす。
よくある質問
ASME B16.5 は NPS 24 を超えるフランジを扱いますか?
いいえ。B16.5 は NPS 1/2~24 が対象です。大口径は ASME B16.47 を指定します。
クラス300はクラス150より常に高いですか?
はい。ただし許容圧力は材料と温度に依存します。B16.5 の圧力‐温度表を確認してください。
RF と RTJ を混在して使用できますか?
できません。ガスケット形状と面形状が異なるため、同一面形状で統一する必要があります。
ボルト円や穴数はどこで確認できますか?
ASME B16.5 の表に NPS とクラスごとの寸法が記載されています。